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㉑父のすい臓がん闘病生活10月~隠せなくなってきたしんどさ~

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私の父「ときよし」は2017年3月にすい臓ガンが見つかりました

 

ときよしは10月の初め頃からたまにですが

ちょっとお腹が痛い

と言ってくるようになりました。

私は、ときよしが病気になってまだすぐの時、O市民病院で初めて診察を受けた時に待合で痛みを我慢してた時の姿を思い出して不安になりました。

 

もともと、術後から痛みがなかったわけではないけど、痛みの種類は手術前の痛みと一緒だったんじゃないかなと思っています。私には正直分かりません。我慢強い人なんで、私に言う前から痛かったと思うし、結構痛くなってから打ち明けたんじゃないでしょうか。一人で痛みの事を考えた時、不安だったでしょう。

 

ある日、京都のKクリニックの帰り私はときよしに近くの「二条城」に寄らないかと言っていました。ときよしはすんなりOKしてくれて、ちょうど病院が終わったのもお昼だったんで2人で歩いて二条城まで行きました。

途中に、たまたま見つけた「自然食ランチ」のお店でご飯を食べました。

バイキング形式のランチで、出汁や素材にこだわったお味噌汁や玄米ご飯などとても体によさそうで、ときよしもおいしいとおかわりまでしていました。

食べ終わってお金を払う時、店長さんに

「毎週近くの病院に来るけん、病院の帰りはここに食べに来ますけん」と言ってはりました。

「ときよしのお気に入りになったし、これは常連になるなぁ」と話しながら二条城に向かいました。

しばらく中を見回って、豪華な園庭も見回って、結構急な階段を上って見晴らしのいいところで休憩すると・・

ときよしは、かなりだるそうにしていました。

帰り道が心配になる程でした。言葉では「しんどい」と言わないので私は、実は歩くのがしんどくなってきている事にも気づかず連れ回してしまっていました。

 

別の日には、働いてた会社にいつから働きだすか正式に話し合いしに一緒に行きました。

会社に行く前、途中の道に有名な和菓子のお店があるので寄っていました。小さな座敷でお茶と和菓子をサービスしてもらったりおみやげの和菓子を選んだりしているうち、ときよしは何度かトイレに駆け込んでいました。

会社に行かないといけないし、しんどい姿は見せませんでしたが、何かを隠しているのはやっぱり隠し通せませんでした。

会社でも結局、お互いの話し合いの結果、仕事復帰は無理という結果に終わり落ち込んで帰ってきたのを覚えています。

 

10月の終わり頃には、とうとう頻繁に吐くようになり腹痛もひどくなっていきました。

二条城で

 

ときよしの会社の近くの叶匠寿庵