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㉓父のすい臓がん闘病生11月~2度目の入院~

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私の父「ときよし」は2017年3月にすい臓ガンが見つかりました

 

***11月7日   昼から入院。1回目の入院と同じ7階病棟です。見慣れた看護師さんや掃除屋さんがいます。

看護師さんの1人が病室に来て

「久しぶり~!!」と抱き着いてきたと後でときよしに聞きました

 

本当なら戻ったらダメな場所でも、あんなに明るく言われたら複雑・・と言っていました。

看護師さんはやっぱり声のかけ方が上手です。

 

この日から絶食で、今まで飲んでた薬は全部止めて、鎮痛剤が主になります。飲み薬は一切無くなり、栄養は点滴からになりました。

 

食べなくて良くなった分吐く事は無くなったけど、食べれない辛さとの闘いだったのかな・・分かりません

 

1回目の入院の時はいつも「食べたい」「食べれない事がしんどい」と言っていたけど、2回目の入院では実はそれを1度も聞いたことがありませんでした。もしかしたらもっと別の事が気になっていたのかも知れません。

 

***11月8日  胃カメラで胃の出口当たりが詰まってると言われて、「ステント」手術が決まる。吐くので、痛み止めは「フェントステープ」や「オプソ」になる

 

***11月12日   緑色の液体(胆汁)を吐く様になる

 

***11月15日   ステント手術

 

***11月21日   薬の影響からか不安感とちょっとした「せん妄」で朝早くに本人から切羽詰まった電話がある。ビックリしてほぼパジャマ姿で駆けつける

 

***11月23日   痛み止めを点滴から入れる様にする。8時間おき。痛み止め座薬も。

 

***11月25日   痛みがきつくなってきて「フラッシュ」をするように

 

***11月27日   緩和ケアの看護師さんや薬剤師さんが様子を見に来る。急な発熱。今日は特に痛い 声を出して痛がるくらい

夜中も何度もフラッシュ

 

***11月28日   昼から食事ができる様になる

 

***11月30日   放射線治療の提案される

 

 

1回目の入院とは違い病院の中も冷える

体調のいい時は長年着てるジャンパーと分厚い靴で病棟内をウォーキング

病室から見える外の工事現場。いつも窓にへばりついて見てた

仕事がしたいと羨ましそう

2回目の入院はせん妄の時以外は毎日欠かさず日記を付けてた

 

~入院してからの薬と処置・症状~

【ステント】・・腫瘍のせいでふさがった胃の出口などに入れると直径2㌢くらい広がるあみあみの柔らかい金属のようなもの 何日か時間をかけて広がってくれてご飯がちょっと通るようになる

 

【フェントステープ】・・貼る痛み止め 効果が6時間後とかに効いてくるらしくて1日何度か定期的に貼る そのせいか分量の調整が難しいみたい

 

【オプソ】・・飲む痛み止め 痛みがひどくなった時に飲むと速攻で効いてくれる 少量の液体飲み薬

 

【胆汁】・・食べ物の消化をする消化液の1つ。黄緑がかっていて、     便の色は胆汁などの色と言ってもいい。1日に1ℓくらいできるそう。

 

【フラッシュ】・・常時痛み止めを点滴してる状態で痛みがひどい時に点滴を早送りする応急処置の様なもの 痛みがマシになる

 

【せん妄】・・きつい痛み止めや病気の影響で幻覚を見たりすること

 

家とは違って、病院なら様々な痛み止めと処置で楽にしてくれます。ときよしは長年健康だったし、周りにも大きな病気をする人がほとんどいなかったから、こういう事とはずっと疎遠でした。

改めて、医学って凄いなと実感しました。